ミクロネシア連邦


国旗のデザインの由来と意味


ミクロネシア連邦の国旗は、中央に4つの星を配した青旗です。4つの星は連邦を構成する主要な島々(ヤップ、チューク、ポンペイ、コスラエ)の象徴で、これらを結ぶと十字になり、南十字星キリスト教をあらわしています。は国際連合との関係の深さを示した配色。青は太平洋と自由を、白は平和をあらわします。

国際連合の旗


国連旗

国連旗に描かれているのは、北極を中心として描かれた正距図法(せいきょずほう)の世界地図と、その両側を囲む平和の象徴オリーブの葉。国連が目指す全世界の平和の推進を示しています。


ミクロネシア連邦の国名について

ギリシャ語の「ミクロ(極小)」と、「ネソス(島々)」に、地名接尾語「イア」が付けられた名前で、「小さな島々」を意味する


ミクロネシア連邦の歴史


ミクロネシア連邦は、西太平洋、カロリン諸島の島々からなる国です。1914年、日本は現在のミクロネシア連邦、パラオ、マーシャル、北マリアナを含むミクロネシア(南洋群島)を占領しました。その後国際連盟から、日本のミクロネシア(南洋群島)委任統治が認められます。第二次世界大戦中には、日本軍の太平洋における最重要拠点のひとつとなり、アメリカとの間で激戦が繰り返されました。


  • 1529年にスペイン人が来航、スペイン領を宣言
  • 1830年から捕鯨船の寄港地となる
  • 19世紀半ばからアメリカの伝道師によるキリスト教化がすすむ
  • 1899年、スペインはドイツに売却
  • 第一次世界大戦後の1920年、日本の国際連盟委任統治領「南洋群島」となり、日本人も多く住むようになった
  • 1947年、アメリカの国連信託統治領「太平洋諸島」となる
  • 1979年、マリアナ諸島、パラオ、マーシャル諸島をのぞく4州で連邦を構成するミクロネシア憲法草案が認められ、自治政府が発足
  • 1982年、アメリカと自由連合盟約を結び、1986年に独立するが、国防と安全保障の権限はアメリカに委ねられている

ミクロネシア連邦の国データ



正式名称 ミクロネシア連邦
英語表記 Federated States of Micronesia
漢字表記 密克羅尼西亜連邦
首都 パリキール
略号 FSM
面積 700㎢(鹿児島県の奄美大島とほぼ同じ)
人口 11万2000人


通貨 米ドル
言語 英語、ヤップ語、チューク語、ポンペイ語、コスラエ語など
民族 ミクロネシア系
宗教 キリスト教(プロテスタント、カトリック)
独立年 1986年にアメリカから独立
国旗の比率 10:19
在留邦人数 104人

Information


ミクロネシア連邦国旗

FEDERATED STATES OF MICRONESIA
(3:5)


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