サモア
国旗のデザインの由来と意味
赤はサモアの伝統色で、中世と勇気、白は純潔、青は愛国心と自由をあらわし、カントン部分には南十字星が描かれています。
この国旗は旧宗主国のニュージーランドの国旗🇳🇿にならったもので、1948年、勢力を二分したトゥプア家のタマセセ・メアッオレ殿下と、マリエトア家のタヌマフィリ2世(現国王)が共同で作りました。南十字星は、当初はニュージーランドの国旗のように星が4つでした。しかし、1949年に5つに増やされ現在にいたります。
サモアの国名について
「モア神の地(聖地)」という意味。「サ」はポリネシア語で場所を示す接頭語。「モア」はポリネシア神話の創造神タンガロアの息子、またはその化身の鳥に由来するといわれる。
サモアの歴史
南太平洋の島国サモアの地には、18世紀にオランダ人がはじめて来航し、19世紀末には欧米列強が領有をあらそいました。1899年、サモアは分割され、西側はドイツ領、東側はアメリカ領となりました。その後、西側のサモアは国際連合信託統治領をへて、1962年に西サモアとして独立、1997年に「サモア国」と国名を改めました。
- 前8世紀半ばにはオーストロネシア系民族が暮らしていたと思われる
- 18世紀半ば頃にオランダ人、フランス人が来航
- 1830年 ロンドン伝道協会の宣教師がサバイイ島に上陸
- 1875年 東サモア(現アメリカ領サモア)と一体の王国になる
- 1889年 首長の間で武力抗争が怒るとアメリカとイギリスが軍事介入し、王制を廃止
- 1899年 東サモアをアメリカが、西サモアをドイツが領有
- 1919年 ニュージーランドの国際連盟委任統治領となり、第二次世界大戦後は国連委託による同国の国連信託統治領となる
- 1962年 立憲君主国として独立
- 1976年 国連に加盟
- 1991年から普通選挙を行う
- 1997年に国名をサモア独立国に変更した
サモアの国データ
正式名称 | サモア国 |
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英語表記 | Independent State of Samoa |
漢字表記 | 薩摩亜 |
首都 | アピア |
略号 | WSM |
面積 | 2830㎢(東京都の約1.3倍) |
人口 | 20万人 |
通貨 | サモア・タラ |
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言語 | サモア語、英語 |
民族 | サモア人、その他(欧州系混血、メラネシア系、中国系、欧州系など) |
宗教 | キリスト教(カトリック、メソジスト派、モルモン教など) |
独立年 | 1962年にニュージーランドから独立 |
国旗の比率 | 1:2 |
在留邦人数 | 86人 |