国旗の用語と基礎知識①旗と紋章

国旗や旗のデザイン・意味について学ぶことを旗章学(きしょうがく)といいます。
「○○学」なんて聞くと、少しとっつきにくいイメージがあるかもしれませんが、中身はむずかしくありません。この記事では、旗・国旗の基本と、紋章と関連した歴史について紹介します。



旗の構成要素


旗は海の上で、船の所属を見分けるために使われます。 海上では表と裏の両方から確認されるので、「右・左」ではなく「ホイスト(掲げられている側)・フライ(たなびく側)」と呼び分けられています。

「Head (ヘッド)・Foot (フット)」などは、Webサイトや本のデザインでも使われています。他の用語も、いろいろなデザインの分野で使われている言葉です。


国旗の基本パターン


国旗にはいくつかの基本パターンがあります。 このようなパターンは、実は紋章学(もんしょうがく)で使われている図形がもとになっています。古来から、旗は紋章と強い関わりを持っていました。


紋章と旗の関係、その歴史


紋章が誕生したのは、12世紀の十字軍遠征の時代。 最初に使っていたのは中世の騎士たちでした。

戦場や騎馬試合で個人を識別するため、また存在を誇示するために、騎士たちは紋章を2つの道具に展開します。 それが「盾」と「旗」だったのです。


イングランド王 エドワード3世の紋章は、旗にも同じデザインが使われています。このように、いつでも統一されたデザインを使えれば良いのですが、旗と紋章は用途が全く違うので、徐々にデザインが分かれるようになってきました。


紋章は、身分や家系を証明する印として、厳しいルールのもと複雑なデザインが作られ、そして公的に管理されるようになります。一方旗は、遠くから見てもわかるようにするための印なので、見やすく、見分けやすい旗が好まれました。

簡単に言えば、紋章のデザインは複雑すぎて、旗には向いていませんでした。

こうして、旗のデザインは、次第に独自の発展を見せるようになりました。そして18世紀のフランス革命以降、旗は国をあらわす国旗として広まり、近代化を遂げていきます。


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