スリランカ


国旗のデザインの由来と意味


剣を持った大きなライオンが描かれているスリランカの国旗。この国には、かつて王朝を作ったシンハラ人がライオンの子孫であったという建国神話があり、古来からライオンがシンハラ族をあらわすシンボルとなってきました。

はイスラム教を、オレンジはヒンドゥー教を、黄色の縁取りは仏教による国家と国民の庇護をあらわします。また、四隅にある菩提樹の葉も仏教の象徴。仏教を開いた釈迦が、この木の下で悟りを開いたというのはよく知られていますね。

スリランカは、人口の約7割は仏教徒(シンハラ人)、約1割がインドから移り住んだヒンドゥー教徒(タミル人)、その他イスラム教徒やキリスト教徒も混在している多民族国家です。
1948年、旧国名「セイロン」としてイギリスから独立したときには、シンハラ王朝以来使われてきた、ライオンを中央に描いた旗を原型に国旗が制定されました。しかし少数民族への配慮から、1951年には旗竿側にイスラム教徒を示す緑と、ヒンドゥー教徒を示すオレンジが加えられました。


セイロンの国旗(1948-51)

1972年、セイロンからスリランカに国名が変わったときには、四隅に置かれた図柄が、仏塔から仏教をあらわす菩提樹の葉に変更されました。


スリランカの国名について

由来は「聖なる光輝く島」を意味するシンハラ語。旧国名「セイロン」は、サンスクリット語で「ライオンの島」を意味しており、ライオンの子孫という神話にちなんだ国名だった。1948年の独立後、1972年に国名が改められた。


スリランカの歴史


スリランカは、インド半島の南にある島国です。1972年まではセイロンと呼ばれていました。インドと並ぶ世界的な紅茶の輸出国として知られ、セイロンティーの名が広く浸透しています。

1956年にシンハラ語を公用語とし仏教を国教とするなど、シンハラ人を優遇する政策を強行したことから、多数派のシンハラ人とヒンドゥー教徒のタミル人の対立が深刻化しました。1983年以降は、大規模かつ泥沼状態の内戦へと発展しましたが、2009年にようやく終結しました。


  • 紀元前5世紀に北インドからシンハラ人が移り住み、続いて紀元前2世紀にはタミル人が移り住んだ。
  • 11世紀にタミル人による王朝が成立するが、16世紀にポルトガル、17世紀にオランダが入植し、支配を確立する。
  • 18世紀末にはイギリスが領有権を得て、1802年に正式にイギリスの植民地となる。
  • 第二次世界大戦後の1948年、セイロンとしてイギリスから独立し、1972年、1978年に国名を改めた。
  • 1983年から、タミル人の過激派勢力との争いが激しくなり、内戦へと発展。1989年と2002年には一時停戦合意もされるが決裂し、2009年5月に政府軍が北部を制圧してようやく終わった。
  • 2004年12月には、スマトラ沖での地震で津波が起こり、多くの被害が出た。

スリランカの国データ



正式名称 スリランカ民主社会主義共和国
英語表記 Democratic Socialist Republic of Sri Lanka
漢字表記 錫蘭(略記:錫)
首都 スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ
略号 LKA
面積 6万5610㎢(北海道の約80%)
人口 2103万人


通貨 ルピー
言語 シンハラ語、タミル語、英語
民族 シンハラ人、タミル人、スリランカ・ムーア人など
宗教 仏教、ヒンドゥー教、イスラム教、キリスト教
独立年 1948年にイギリスから独立
国旗の比率 1:2
在留邦人数
767人

Information


スリランカ国旗
(3:5)


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